エピソード

『ご夫婦お二人でのご生活』

お二人暮らしをされていたC様ご夫婦には、お子様がいらっしゃいません。ある日、ご主人様が脳梗塞で入院となってしまいました。入院中に嚥下機能が低下し、リハビリを実施されましたが回復せず、胃瘻造設となりました。

「自宅に戻っても自分だけで介護をしていくのは難しい。子供もいないし、自分も一緒に入れる施設を探したい。」と奥様がご相談に来られ、当施設を選んで頂き、ご入居されました。

入居当初のご主人様は、ベット上で過ごされることがほとんどでしたが、奥様が「無理だと思うけど、いつかまた、ベッドから起きて一緒に食堂へ行ってみたり、レクリエーションに出てみたりしたい」と話されていらっしゃいました。

施設が提供するリハビリだけでは、現状維持が精いっぱい。でも、ご主人様の負担にならない範囲で奥様のご希望に沿いたいと、主治医と相談し、訪問リハビリを週2回(自費)入れることになり、理学療法士と連携をしながら、施設でも出来ることを始めました。

最初はリクライニングの車椅子でしか座っていられませんでしたが、徐々に起きていられる時間も長くなり、今では普通の車椅子で、奥様と一緒に音楽会に参加したり、スタッフ付添で散歩に出かけたりされています。

奥様からは、「いつもそばで見ていたけれど、もうこうやって一緒に外に出ることは無理だと思っていました。施設で出来る限りのことをしてくれてありがとう。」と感謝の言葉を頂けました。